私たちの会について
設立趣旨
現在、わが国のこどもたちは、いじめ・不登校・薬物乱用・性の逸脱行為などさまざまな問題を抱えています。このような問題の背後には、規範意識の欠如、自律心の欠如、将来の目標に対する不透明性などがあり、その解決に向けて保護者や教育者や地域の関係者が協力して、解決にあたるための努力が必要です。
このような状況をふまえて、私ども、「NPO法人 日本こどものための委員会」は、こどもたちが社会で健やかに育ち、真にいきいきと生活するには、おとなが社会性を身につけて良き規範になり、生活環境を整えることが重要であるという認識に立ち、教育者、家庭および地域社会に対して良質な教育プログラムを提供して、こどもの健全育成及び社会教育の推進に寄与するために活動します。
代表挨拶
私たちのNPO法人「日本こどものための委員会」は、2001年4月13日、東京都知事の認証を受け、同月20日に法人登記を完了して、正式に活動をスタートしました。
私たちの目標は「セカンドステップ」教材をわが国で広く普及させることです。米国シアトル市生まれのこの教材は、2001年1月、同国教育省から学校暴力防止のプログラムとして最優秀賞を受けた「すぐれもの」です。
生きる力と心をはぐくむ「セカンドステップ」は今、米国から世界中に広がりつつあります。日本の、傷ついた多くのこどもたちに、一刻も早くこれを届けること。そして日本に平和をもたらすこと。これが私たちの心からの願いです。
私たちのグループは、企業でも、官庁でも、学会でもなく、純粋な市民活動組織としてのNPO法人です。NPOの使命は、市民的自由の立場から、自らが「公益」と信ずる多様な価値へ向かって、主体的に社会的活動をおこなうことです。その「報酬」は公益を創造し、それに参加する喜び自体です。これがNPOを支える「ボランティア精神」です。
その個人レベルの働きを束ねて永続性を与え、社会的責任を全うさせるためには、どんな仕掛けが必要か?これが、私ども理事会に課せられた大きな課題です。ボランティアの方がたに喜々として働いていただけるような、財政的・事務的な基盤をしっかりと築くこと。これが私たちの仕事です。このため日夜、腐心しております。
どうか、この考え方を十分ご理解のうえ、お互いに研鑽をつみ、崇高な使命へ向けて共に歩んでまいりましょう。
前理事長 渡辺紀久子
あゆみ
2001年4月20日にNPO法人「日本こどものための委員会」を設立し、現在、活動の一環として「セカンドステップ」の普及活動を行っています。
本会は1979年に設立されたアメリカ・シアトル市のNPO法人Committee for Children(CFC)より「セカンドステップ」の普及活動を日本国内で行う権利を唯一認められ、翻訳・出版・販売のほか、広く教育関係者、保護者等を対象に研究会や講演会を行っています。
現在、日本全国のこどもたちに「セカンドステップ」を届けるため、東京・大阪等首都圏の他、全国各地で研修会、講演会等を行っています。