セカンドステップの効果
セカンドステップの効果
セカンドステップは2001年には、全米で『もっとも効果的なプログラム』として、米国教育省より最優秀賞を受けるなど高い評価を受けており、調査・研究等で以下の結果が理解されています。
「セカンドステップ」を学んだ子どもは、言動に攻撃性が減少し、より良い人間関係を持つようになった。
「セカンドステップ」を学んでいない子どもは、時がたつにつれて言動の攻撃性がさらに増加し、社会的行動にも進歩がみられなかった。
日本国内における効果測定
以下のグラフは東京都品川区立小学校1年生に1年間セカンドステップを実施し、その効果を測定した結果です。
小学校1年生の学校での生活場面において、反社会的行動(=たたく、蹴る など)が見られたかどうかを
観察した結果であるセカンドステップ実践校では時間の経過とともに反社会的行動が減少したが、非実践校では一時期減少したものの後に増加した。
(品川区教育委員会の効果研究2008*¹)
経済学者らの研究によれば、セカンドステップの授業、年間25回の人件費を含む児童一人当たりのコストは、日本円で約5万円。
一方、攻撃性の低下による1年間の児童一人当たりの経済効果は約35万円になると計算されています。(Belfieldら2015*²)
すなわち、1年間のセカンドステップによる児童1人に対する純経済効果は約30万円です。
30人学級においては、900万円の経済効果となります。
*¹品川区教育委員会(2008)文部科学省「新教育システム開発プログラム」第二年次報告書 小学校中学校一貫教育の効果検証. 品川区教育委員会
*² Clive Belfield, A. Brooks Bowden, Alli Klapp, Henry Levin, Robert Shand and Sabine Zander 2015 The Economic Value of Social and Emotional Learning. Journal of Benefit-Cost Analysis. 6,508-544.
レッスン受講者の声
数値的な効果のみならず、受講者あるいは保護者や各施設の先生等から以下のような声が多数届いております。
物事が思い通りにいかないときにただ騒ぐだけでなく、気持ちを言語化できるようになった。
セカンドステップを受けたことで、観察力や洞察力が高まった。
自分の気持ちを文章にして書けるようになってきた。
自分に自信が持てるようになり、はっきり言うことが出来るようになった。
自分で考える力がついてきた。
すぐに怒らずに、深呼吸して落ち着くことが出来、友達と仲直りできた。